日本未発売、光学式ゲーミングキーボード ROG Strix Scope RXレビュー
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2月のROG住民税はROG Strix Scope RXにしました。
ということで、日本未発売な(2021年7月9日追記:無事日本でも発売されました)光学式ゲーミングキーボード「ROG Strix Scope RX」を買い…もといふるさと納税したので非ゲーマーながらレビューします。
海外からの輸入ということでちょっと早めに買ったら到着が思ったより早く、2月の住民税といいながら1月中に届いてしまったのはご愛嬌。
目次
- 目次
- これは何?
- ROG Strix Scope RXを買った理由について
- ROG Strix Scope RXのスペックについて
- 略式開封の儀及びフォトレビュー
- ROG Strix Scope RXの良かった点
- ROG Strix Scope RXのイマイチな点
- ROG Strix Scope RXの打鍵感、打鍵音。
- ROG Strix Scope RXを使ってみた感想
- ROG ClaymoreⅡにも期待したい
- 総評:最高。唯一無二を試したければ輸入するのもアリ
これは何?
光学式スイッチを採用したROG初のゲーミングキーボード。日本未発売かつ当然英字キーボード。
ROG Strix Scope RXを買った理由について
本来は、東プレのキーボードか、多くのブロガーが推しているHHKBを買うつもりでした。両方とも、電気的接点を持たない静電容量方式のキーボードですね。チャタリングしないという点もさることながら、打鍵感も好評だったために興味を持っていました。
(なんなら東プレの方は実機も触ってどのモデルを買うかまで決めていました)
ただ、東プレの方は未だにワイヤレスモデルがないので面白みを感じられず、HHKBの方はキー配列が特殊だったので「依存」してしまうと怖いなぁと思い、だったら他のキーボードも探してみようと思い、はじめに思いついたのが(ROG信者なので)ROGでした。
調べてみると、電気的接点を持たないキーボードは、静電容量式以外にも光学式メカニカル式があるとわかり、なおかつ当時はまだ光学式メカニカルキーボードを搭載したROG製品が日本で発表されておらず(しかも光学式メカニカルキーボードはROG Strix ScopeRXしかなかったので)いっちょ人柱になってみるかという気持ちで購入しました。
ノートパソコンで良ければ、最近日本でも発表されたROG Strix SCAR 15/17が光学式メカニカルキーボードを採用しているので(もちろんキーストロークなどが違うはずなので一概に比べられませんが)そっちを触ってみればいいと思います。
2021年2月1日16時追記:よく調べた結果、単なる光学式メカニカルスイッチを採用したキーボードとしては、TUF Gaming K7が既にASUSからTUFブランドとして出ていました。ただ、ROG Strix Scope RXに採用されている、ROG RX Red Optical Mechanical Switchとは異なり、TUF光学メカニカルスイッチと称されており、スイッチの形状もROG RX Red光学式メカニカルスイッチとは異なるので、まあ結果オーライということで。
同じASUSのTUF Gaming K7のTUF光学式メカニカルキースイッチ
画像は公式サイト(https://www.asus.com/jp/Keyboards-Mice/TUF-Gaming-K7/)より引用
ROG Strix Scope RXのROG RX光学式メカニカルキースイッチ
画像は公式サイト(https://rog.asus.com/keyboards/keyboards/aura-rgb/rog-strix-scope-rx-model/)より引用
ROG Strix Scope RXのスペックについて
- 寸法(公称値)440x137x39 mm
- 質量(公称値)1.07kg
- キースイッチ:ROG RX RED 光学式メカニカルスイッチ
- アクチュエーションポイント(公称値):1.5mm
- キーストローク(公称値/実測値):4mm/3.9mm
- キーピッチ(実測値):19mm
- 端子(メス): USB TypeA 2.0
- ケーブル(オス):USB Type A 2.0×2(二股)
- 防塵防水性能:IP56
- AURA Sync:対応
- Armoury Crate:対応
略式開封の儀及びフォトレビュー
ずた袋みたいなのに入ってる
付属品一覧
裏面。
パススルー用のUSB2.0ポート
ケーブルは二股になっている。キーボードから取り外せない仕様。
ちゃんとROGロゴが入ってるので素晴らしい
キーストロークは実測4mm
キーピッチは実測19mm
真上だけでなく、サイドにも印字されている
綺麗。軸は赤い。
ROG Strix Scope RXの良かった点
◎防塵防水は本当に嬉しい
デスクの上にコーヒーやお水をぶちまけないように、飲み物はデスクよりも低い位置に置くようにしているのですが、オンライン飲みとなると話は別。アルコールと一緒にそんなことすっかり蒸発してしまいます。
そもそも、今回キーボードを買った理由の1つがそのオンライン飲みで何か(覚えてない)をキーボードに飲ませてあげたせいで、スペースキーの効きが悪くなったというものなので、防水性能はめちゃくちゃ有り難いです。まあ、こういう防水規格ってのは純水を基準にしているので、カフェインやアルコールを与えてはいけないと思いますが…
◎個々のキーをしっかり光らせられるのは楽しい!
まあ、すぐに飽きて「レインボー」設定(色が虹のように移ろいゆく設定)にしてしまうのですが…
◎使っていて楽しい打鍵感、打鍵音
打鍵感及び打鍵音に関しては後述しますが、使っていて楽しいので買って良かったです。
◎「ステルスキー」搭載
https://dlcdnimgs.asus.com/websites/global/products/fA6njAhuiXPi27vp/img/f12_2.svg
ボスが来たモードとでも言うのでしょうか。このキーを押すとマイクとスピーカーがミュートされ、画面はデスクトップが表示されます。緊急時にはありがたい機能です、ええ。
◯F5~F12までのキーが、メディアコントロールアイコンになっている
ファンクションキーとして使うより、メディアコントロールに使うことのほうが多いので、ひと目で分かるのが嬉しいです。もちろん、Fnキーを押しながら各キーを押すことでちゃんとファンクションキーとしても使えます。
ROG Strix Scope RXのイマイチな点
△(仕方ないとはいえ)有線接続のみな点
光学式メカニカルキーボードかつワイヤレスにも対応したROGキーボードを使いたければROG Claymore IIを待つしかありません。
(2021年7月9日追記: ROG Claymore IIも日本発売が確実になりました。買い替えます!
ついでに、このケーブルが取り外せないのも残念です。TypeC to TypeAとかにしてユーザーがリケーブルできる仕様だったら嬉しかったのになぁ。
△Enterキーが小さい。
→純正ソフト、「Armoury Crate」で、Enterキーの上にある\(バックスラッシュ)キーをEnterキーとして割り当てて解決。
ついでに、私には不必要なCapsキーもTabキーにしちゃいました。
△底打ちした時に金属音がする
後述しますが、特にEnterキー付近で底打ち時に金属音が響きます。私はそこまで気にしませんが、しないほうが嬉しいのでマイナスとしました。
ROG Strix Scope RXの打鍵感、打鍵音。
打鍵感を文字で伝えるのは難しいですね。まず、特筆すべきこととしてアクチュエーションポイントが1.5mmと非常に浅い、つまり本当に軽く押し込むだけで入力出来てしまうという点です。この軽いストロークでの打鍵感はおそらく、高速でタイピングしたい人に向いているのでしょう。キーもそれほど重くないため、キータッチが軽い人であれば、違和感なく打ち込めると思います。打鍵音に関しては、押し込む時はほとんど音はせず、キーを戻す時にカチャカチャとスコスコを足して割ったような音がします。
さて、ここまではアクチュエーションポイントの浅さを生かした軽いストロークでの話でしたが、私のようにキーを叩くように打ってしまう場合はどうなのでしょうか。
まず、打鍵感。もちろん、底打ちするので程よいフィードバックが得られます。あ、私の指は繊細ではないので、キーの重さが深さで変わるかとかまでは分かりませんでした。多分変わらないと思います。打鍵音は、特にEnterキーあたりで底打ちした時に軽く金属っぽい音が(控えめにとはいえ)響くのが、ややマイナスポイントかなぁという感じです。あとは、浅く打った時同様、カチャカチャとスコスコを足して2で割ったような音に加え、底打ちの時にカコっという音が交わり心地よいです。全体的に打っていって楽しくなる打鍵音なのが、嬉しいです。
裏を返せば、楽しい打鍵音ということは、それなりに音が響くということであり、ボイスチャットやオンラインミーティングの時にキーボードを叩くと顰蹙を買いかねないということなのですが…あと、同居人がいる場合とかですね。
まあ、だったら静音キーボードを買えという話なので、私としては特にデメリットだとは考えていません。
それより打っていて楽しいキーボードのほうが大事です。
う~ん、この拙いレビューで打鍵感や打鍵音について伝わったでしょうか。
そのうち、使っている様子を撮影して動画でお伝えできればと思うのですが、如何せん動画というものが苦手で、しかもタイピングも我流かつ遅いので、とてもじゃないけど人様にお見せできるものではありません。多分、動画をアップすることはないので、海外の方のアップしたこちらの動画で打鍵音については確認して貰えればと思います。
ROG Strix Scope RXを使ってみた感想
使っていて楽しいキーボードだなぁという感想です。
まだ、乗り換えて日が浅いのでブラインドタッチは覚束ないですが、それ以外はストレスなく使えています。
また、初の英字キーボードということでどうなることやらと心配していましたが、入力切り替え時に、「`」キーと「Alt」キーの同時押しするのが面倒くさいなぁ程度で、あとは違和感なく使えています。
純正ソフトでキー割当を変更できるのも(バックスラッシュをEnterキーに変更したりとカスタマイズして使っているので)嬉しいです。
それにしても、使っていて楽しい。浅く打っても使えて、なおかつがっつり打っても疲れないどころか、音が小気味よいのでどんどん回復していく感じがたまらないですね。
キーボードってこんなに楽しいんだということを教えてくれる製品です。
東プレやHHKBの代わりにこれを買ったのに、キーボードの楽しさを知ってしまったせいで、ますます他の製品が気になってしまいます。良いから浮気したくなるなんて罪なキーボードですね。
あと、このレビューは全部ROG Strix ScopeRXで書いたのですが、過去最速レビューとなっています。とにかく書きたい、使いたいという気持ちが指から溢れてきてしまって、いつものようにウダウダ考えずにサラサラと書き上げてしまいました。不慣れなキーボードで最速を達成してしまうなんて今までの亀っぷりは何だったのでしょう…
ROG ClaymoreⅡにも期待したい
あまりにも良かったので、同じく光学式メカニカルキーボードであるROG ClaymoreⅡにも期待してしまいます。こっちはワイヤレス(2.4GHz USBドングル)にも対応しており、なおかつテンキーが分離し左右に付け替えられるというオマケ付きです。日本で出たらこれも買います。多分、乗り換えることになるけど、それはそれ。
2021年7月9日追記: ROG Claymore IIも日本発売が確実になりました。買い替えます!
総評:最高。唯一無二を試したければ輸入するのもアリ
日本発売を期待したいところですが、今のところアナウンスはありません。
英字キーボードを海外通販サイトで輸入することと、有線キーボードであるという点がネックですが、送料等込みで2万円出す価値はあると思います。
ちなみに、私はNeweggで買いました。