ROG Strix Arionレビュー:10GbpsのSSDをクールに持ち運べる。あと光る

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著者

Pottal

公開日

2021年03月25日

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この記事は、はてなブログ時代(旧Pottal-Portal)の記事で、アーカイブを目的に公開しているものです。
情報は古くレイアウトも崩れています。
必要に応じて、順次リライトや最適化を行っていきますので、今しばらくお待ち下さい。

3月のROG納税としてROG Strix Arionを買ったのでレビューします。

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#はぁ〜また買っちゃった
ちょっとフライングですが、3月の #ROG 納税はこれ!#ROG_Strix_Arion
スマホにSDカードの時代は古い!これからはスマホにSSDの時代!XPGのSX8200Proもついでに買った!実はこのSSDが速すぎてボトルネックが発生するけど気にしない! pic.twitter.com/Fd3vrbszzc

— ポッタル(Pottal) (@Pottal_MDS) 2021年2月26日

 

目次

 

これは何?

M.2 NVMe接続のSSDをUSBで使えるようにするSSDケース

ということで、これ単体で使うものではなく別途M.2 NVMe接続のSSDが必要となります。
私はXPGのSX8200Proを装着して使っています。

ROG Strix Arionのスペック

  • 寸法(公称値):124.5mm x 47.7mm x 10.9mm (L x M x H)
  • 重量(公称値):98g
  • 重量(SSD含む実測値):118g
  • 端子規格: USB 3.2 Gen2 TypeC
  • SSD規格:M.2 PCI Express 2280、2260、2242、2230

ROG Strix Arion略式開封の儀

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付属品一覧

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USBケーブルにもROGロゴがあるのは嬉しい。ちなみにどちらもUSB3.2 Gen2っぽい

 

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保護ケースとカラビナを装着

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裏面

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サイドには Republic of Gamersの文字が

新品のSSDを使う場合、最後にパソコン側でSSDをフォーマットする必要があります。
これをしないと、SSDが認識されないので気をつけましょう。

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XPG SX8200Pro 1TBモデルを入れて使っています

ROG Strix Arionの良いところ

◎公称値に近い1GB/秒の転送速度

付属しているUSB A to Cケーブルでパソコンにつないだところ、1GB/秒近い速度が出ました。

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◎アルミ合金製のボディとサーマルパッドでしっかり放熱出来る

M.2 NVMe接続のSSDは発熱とそれによるサーマルスロットリング(性能低下)が懸念事項ですが、ROG Strix Arionはサーマルパッドとアルミ合金製のボディでSSDの熱をしっかり逃してくれるので安心です。
まあ、そもそもSSDのサーマルスロットリングを感じたことがない&サーモグラフィーがないので、どの程度サーマルスロットリングを防いでくれるのか、そしてどの程度放熱出来るのかというのは検証出来ないのですが…

◎アルミ合金製ボディだけでなく保護ケース+カラビナ付きで持ち運びも安心。

金属製のボディというだけでも安心ですが、更に保護ケース(バンパー)があるため持ち運びも安心出来ます。
また、その持ち運びに便利なカラビナも付属するのが嬉しいです。

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◎ROGロゴをレインボーに光らせ、かつAURA Syncで他のROGギアと同期出来る

ASUSのゲーミングブランドROGから出ており、名前もROG Strix Arionということで、ばっちり光ります。ゲーミングといえば、やっぱりこのレインボーですよね。

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そして、この光らせ方を他のROGギアと同期が出来るので統一感が出せます。

もちろんただ光るからゲーミングという訳ではなく、前述の通りしっかりサーマルスロットリング対策もしているので、ゲーマーのハードユースにも耐えられる真のゲーミング仕様となっている点も忘れてはいけません。

◎ツール不要!付属のSIMピンだけで取り付けられる

付属のSIMピンだけで取り付け可能だというのが一般人にとってどの程度有り難いことなのかはさておき、M.2 NVMe接続のSSDを複数枚持っており、ROG Strix ArionのSSDを頻繁に交換するような逸般人にとってはSIMピンは常に持ち歩いて当然なものであるはずなので(?)有り難いはずです。アキバで特価のSSDをうっかり保護した時とかに役立つことでしょう。

ROG Strix Arionのイマイチなところ

△10Gbps=1.25GB/sが限界

ROG Strix Arionは最大転送速度が10Gbps=1.25GB/秒となり、ものによっては5GB/秒を超えるM.2 NVMe接続のSSDの性能をフルには活かせません。
現に私の使っているXPGのSX8200Proは最大転送速度が3.5GB/秒なので、明らかにROG Strix Arionがボトルネックとなってしまっている状態です。
これはROG Strix Arionが最大転送速度10GbpsのUSB 3.2 Gen2というインターフェイスを採用していることに起因します。
これより速い転送速度を採用しているのがUSB 3.2 Gen2×2(20Gbps)という規格になるのですが、USB 3.2 Gen2×2に対応しているデバイスは少なく、おそらくUSB4 Gen3(20Gbps)やそれに準拠したThunderbolt 4(40Gbps)の方が普及することになると思うので、後継機ではぜひThunderbolt 4に対応して欲しいものです。

ちなみに、Silver StoneがUSB 3.2 Gen2×2に対応したSSDケースを出しているので、速さを求める方はそっちを買えばいいと思います。マザボや使うデバイスが対応しているかは分かりませんが。

www.silverstonetek.com.tw

 

秒速1GB!ROG Strix Arionで10Gbps環境を手に入れた。

ROG Strix Arionは公称値である10Gbps(=1.25GB/s)に近い1GB/sという転送速度を出せています。
使用しているSSDの最大転送速度が3.5GB/s、実測値が2.7GB/sなので、ROG Strix Arionがボトルネックとなってしまうものの、仕様である10Gbpsはきっちり守れているので仕事は十分に果たしていると言えるでしょう。

※XPG SX8200Pro 1TBを2台持っており、Cドライブとして使用している方で測定

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SSDそのものは秒速2.7GBとさらに高速

総評:秒速1GBの超高速ポータブルSSDをクールに持ち歩きたいならコレ

コレ、なんて言ってますけど別に他社製品と比較していないのでなんとも言えません。ただ、理論値である10Gbpsに近い速度は出せているので、USB3.2Gen2(最大転送速度10Gbps)という規格で満足出来るならこれを買って後悔することはないはずです。
もっと速い20Gbpsの転送速度が欲しければ、(対応しているモノが少ないので体感出来るかは環境によりけりですが)別の製品を買えばいいと思います。

 

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